その1.

ではさっそく本をひもといて内容を見て行きましょう。

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恐怖や強迫観念に追い詰められていたキャサリンに対して、
ワイス博士ははじめに、子供時代を思い出させて、
彼女が直面している問題の根本原因を探ろうとしました。
まだ、催眠療法は用いてはいなく、キャサリンは何一つ
恐怖の原因を説明できるような特別な出来事は
思い出すことができませんでした。

その後18か月の間、州に1回か2回の割合で
キャサリンに対して集中的な治療を続けたといいます。

その中で彼女は子供の頃の大事な出来事を詳しく
思い出しました。

自分の問題をもっと大きな見地から客観的に眺めることができれば、
ほとんど必ずと言って良い程、患者は元気になるものですが、
でも、キャサリンの場合は少しも良くならなかったといいます。

キャサリンに催眠療法を提案し、何とか同意した彼女に
ワイス博士は催眠状態に誘導し、幼い頃の記憶を
思い出させました。 3歳の時の最もひどい事件を思い出した時、
ワイス博士は、これですっかり良くなると思いました。

ですが、次の週来たキャサリンは、症状は相変わらず同じくらいひどいと、
訴えたのでした。
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退行催眠は、それまでも、普通にあった技術で、ワイス博士は
これを用いて問題の原因を突き止めようとして
それを見事突き止めた、と思ったわけだったのですが、
思いにもよらず、症状には何の変化も起きなかった、ということです。
この時点までは、ワイス博士は前世退行、前世療法なんかは何一つ、
知識もなかったわけです。

(続く)

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