その1

あれはもうずいぶん昔のことになります。それはまだ前世期の事になります。

私がまだこの世界に足を踏み入れる以前の話です。
もちろん私が催眠療法の術はもちろん、知識もまだ身につけていない時の話です。

私の知り合い(女性)がある時、「私、前世療法受けてきたのよ、
はっきり見えたし、その時の感情も蘇ってきて、もうびっくりしちゃったわ」、
と電話の先で言い出しはじめたのです。

私はブライアン・ワイス博士の小説で前世療法の事は知らないわけでもなかったので、
気がつくと、「どこで受けてきたの?」、と思わず聞いていました。

すると、「H君に紹介されたところよ」、との返事。
そのH君とは我々共通の友人で、もちろんしっかりした信用できる人物であったので、
受けてきた所(施術した催眠療法士)もちゃんとした人物に違いない、というのが
その時の私の判断でした。

それにしても、そんな身近ところに実際に実際に、前世療法できる人なんていたというのは、
正直言って、驚きと言えば驚きではありました。 前世療法なんてその当時は
もっとずっと遠い、受ける機会なんてそうない療法だと思っていたからでした。

しばらく話をするうち、値段も手ごろだったこともあり、私はいつの間にか、
自分もそこで受けてみようかな、という気になっていたのでした。
特に相談するような困ったことがあったわけではないのですが。

電話番号等々を聞き出した私は次の日、さっそく申し込んでいたのでした。
(続く)

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