その6

さて、前世療法といっても、実際にはそこで行われていたのは、幸運にも成功した場合でも療法に入る前段階の前世退行だけだったように思います。

しかも、その退行して記憶を思い出させる時の文言も、クライアントさん個人個人に向けたものというよりも、おそらく全員同じ文言で記憶らしきものを追っている、といった感じのものでした。 まあ、言うならば、CDでも聞いているような感じ、とでも言えましょうか・・・

そう、今、CDでは前世療法どころか、前世退行さえできない、と述べたのです。もっとも、数の中にはそうした最大公約数的なものを使用しても、ちゃんと
前世退行できて、さらには前世療法になり得る方もいらっしゃることでしょう。何しろ、全く未熟な素人的な催眠誘導でも、それをある意味無視して、自分で
勝手に催眠に深く入っていける人だって、この世の中にいるわけですから。

ですが、通常はたとえ何か思い出したとしても、その記憶は百人百様、千人千様です。当然ですが。例えば、何か海が見える景色が出てきたとしましょう。 そこで、さらに記憶を引き出すのに、投げかけた言葉が、海に何が見えますか? だったとしましょう。ある人は、船が見えます、と答えるかもしれません。 別の人は、人が溺れてるのが見えます、かもしれません。 これらの場合、次に投げかける言葉は異なるのはお分かりでしょう。

CDでそれができるでしょうか??  できないとすると、こうした質問はできない、ということになるわけです。 ですが、それではセラピーに必要な情報まではアクセスできないのです。

少々範囲を逸脱してしまいましたが、この辺で締めくくりますが、私が当初、と申しますか、この世界に足を踏み入れる前に受けた前世療法とはいえない
前世療法の話をしました。(最後そこから話はそれましたが。)

でも、さらに驚くことは、私がセラピストとして数多くのクライアントさんと接して行く中でたくさん遭遇しました。その中で言うと、まだ、先の紙の誘導文を読み上げる未熟な施術士の方はまだだいぶましな方だったと言えるかもしれないのです。

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